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人を外見からだけでなく
内面からもキレイにしたい。
熊本の大学で東アジア文化を学んでいました。母が美容師をしていることもあり、大学2年からはダブルスクールで美容師の専門学校に通い美容師免許を取得しました。ヘアカットやメイクアップなど、人を外見からキレイにしていくことが華やかに感じていた頃です。私の生まれ育った熊本は自然の豊かな町です。緑の茂る山や小魚が泳ぐ清流など、素朴ではありますが豊かな時間がゆっくりと流れていました。そんな風景を眺めながら、自分の将来をもう一度考えた時、一つの疑問が私の中で芽生えました。「人を美しくすることとは何だろう」と。その答えは、私の目に映るありのままの自然に教えられました。「外見だけでなく、内面からもキレイにしたい」そう強く思ったのでした。大学で中国文化を研究していたこともあり、私の「美=健康」へのアプローチとして鍼灸治療の道に辿りつくまで時間はかかりませんでした。
受験を決めたオープンキャンパスが
充実した3年間のスタートだった。
私の学校探しが始まりました。調べると鍼灸師の養成校は、全国にたくさんあります。その中でも、鍼灸治療の本場中国との学術的な関わりが強く、西洋医学の知識も深く学べる東洋医療専門学校に惹かれました。オープンキャンパスに参加し、肌理の細かい教育とスタッフの対応の温かさに魅力を感じました。熊本から大阪まで「遠い」と思われるかもしれません。しかし、距離や時間をかけてでも参加した甲斐がありました。受験を決意したあの日が、充実した3年のスタートだったのです。在学中は、昼間にクリニックで臨床経験を積むためアルバイトをし、その後夜間部で勉強しました。3年間にわたり、さまざまな先生から教えを受け、数多くの患者さんからも学びました。
遠回りをした分だけ貴重な
経験として活きてきている。
現在の私は、在学中にお世話になったクリニックで鍼灸師として働かせていただいています。西洋医学と連携し患者さんの自然治癒力をサポートする現代社会のニーズに合ったクリニックです。毎日100名近くの多様な症状で悩まれる患者さんが来院されます。時には、鍼灸師としてだけでなく美容師として患者さんの肌の相談に乗ることも少なくありません。鍼灸師になろうと決めたあの日から数年が経った今、私の過ごした時間は正しかったと思えます。大学卒業後に、専門学校に再入学という遠回りをした分だけ、すべてが貴重な経験として活きています。そう思える私があるのも、娘の人生を理解してくれた両親、根気よく教えていただいた先生、ともに励ましあったクラスメートのお陰です。
最近ふと感じるときがあります。治療後の患者さんが見せる素敵な笑顔は本当に美しいと。
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