
|
|
<社会人TOPへ戻る


「迷わずに進みなさい」背中を押してくれた母の言葉
今から考えれば、歩んできた道すべてが、鍼灸の仕事につながっていたように思います。私が初めて鍼灸師の仕事を知ったのは、短大生の頃。たまたまアルバイトに行ったデイケア施設で、鍼灸師の先生と出会い、その存在を知ったんです。ただ、当時は単純に「すごいなあ」としか思っていませんでした。医療の仕事を意識し始めたのは、短大卒業後にそのデイケア施設に就職してから。職員として、鍼灸や柔道整復、理学療法の先生方と改めて接する中で、資格を持って仕事をすることの素晴らしさを認識させられました。ですがそれでもまだ、私の中で資格は、漠然とした憧れに過ぎませんでした。
その後、医療事務の仕事に携わっていた私は、パソコンと向き合う毎日の業務に、大きなストレスを感じていました。転機が訪れたのはそのときです。「資格を取り、それを武器に自立できる女性になろう」。そう考えると今までの出会いが一本の線でつながり、漠然とした資格への憧れがいつしか目標に変わっていました。しかし、不安は山のようにあります。前に進むべきかどうか、長い間迷っていた私の背中を押してくれたのが母でした。「迷わず自分の選んだ道を進みなさい」と、取り寄せた専門学校のパンフレットを渡してくれました。あの時の母の言葉がなければ今の私はなかったと思いますね。
「人の何倍もがんばって、人の何倍も楽しもう!」
社会人からの転身は、まさに一大決心。だから学校選びは慎重でした。オープンキャンパスは全部で4校回りました。東洋医療専門学校を選んだ理由は、本当にたくさんあります。まず、事務局スタッフが素晴らしかったこと。対応も丁寧で、すごく親切に説明していただきました。そして、先生が本当に親身になって相談に乗ってくれたこと。1対1の相談では、仕事のこと、結婚のこと、全てを考えた上で、本当にこの道に進んで良いのかを何度も聞いてくれました。「この先生は、本当に私の将来を考えてくれている」と感動したのを覚えています。他にもきれいな校舎や、学校の明るい雰囲気など、社会人のシビアな目で見ても満足できることばかり。すぐに入学を決めました。
「人の何倍もがんばって、人の何倍も楽しもう!」そう思って入った学生生活は、良い思い出がいっぱいです。アルバイトをしながらの勉強は、苦しいこともたくさんありましたが、ひとつの目標に向かってがんばった経験や、一緒に学んだ仲間は今でも私の宝物です。
患者さんとのふれあいを通して鍼灸師になった喜びを実感する毎日。
鍼灸師になって、改めて思うのは東洋医学の奥の深さです。本当に勉強すればするほど面白い。休み返上で、勉強会に出席することもありますが、それも今は楽しみになっています。将来は、東洋医療が学術交流している、中国の浙江中医薬大学への留学も実現したいですね。また、患者さんとのふれあいもこの仕事の魅力。一人暮らしの私を心配して「休みはゆっくりできた?」とか「ごはんはちゃんと食べてる?」など、優しい言葉をかけてくれます。逆に私がパワーをもらっているみたい。毎日、この仕事に就けた喜びを感じています。迷っているみなさんも、鍼灸の仕事に興味があるならぜひ真剣に考えてみてください。私も鍼灸師になるまでは、長い時間がかかりましたが、すべての経験が今につながっています。まわり道は決して無駄なことではありません。つらいこともたくさんありますが、苦労を乗り越えた先には、本当に素晴らしい世界が待っていますよ。
 |
上司の声
みずの整骨院院長
水野諭さん
まじめな姿勢とハングリー精神が
社会人からの転身した人の強さです。
山田さんは、当院に勤務して3年目になりますが、これまで無遅刻・無欠勤。とにかくまじめで、まず社会人として合格点ですね。患者さんとも、うまくコミュニケーションを図っており、しっかりした信頼関係を築いています。私自身も会社員から転職し、この世界に入ってきているのでわかるのですが、社会人経験者は、後戻りができない分、強いハングリー精神を持っています。この精神が、患者さんにより良いケアを提供したいという、彼女の姿勢につながっています。高齢化に伴うニーズの高まりを受け、鍼灸の担う役割はさらに広がっています。技術はもちろん、医療人としての誇りも継承し、その思いを後輩たちに伝えていく存在に成長してほしいですね。 |
|
|