柔道整復師になるには
柔道整復師は、スポーツや交通事故で骨折や脱臼などのケガをしたときに処置をしてくれる専門家です。「柔道整復師」という言葉は聞いたことがあっても、どのような職種かわからない方も多いのではないでしょうか。柔道整復師はどのような仕事なのか、柔道整復師になるにはどのような勉強が必要なのかを詳しくご紹介いたします。
目次
柔道整復師になるには
柔道整復師は、骨折や脱臼、捻挫、打撲といったケガに対し、手術や投薬をせず、「整復」 や「固定」 などの手技のみで施術を行う国家資格です。「柔道整復師」の資格は、厚生労働省が実施している 国家試験に合格してはじめて取得できます。
国家試験の受験資格を取得するためには、柔道整復師養成施設に通う必要があり、養成施設では、解剖学や生理学に関する基礎知識や、整復法固定法などの柔道整復術を学びます。国家試験の実技審査は養成校在学中に行なわれるため、国家試験は筆記試験のみとなります。
2020年度の柔道整復師国家試験の合格率は64.5%となっています。
柔道整復師は通信教育で取得できる?
柔道整復師の資格を、働きながら勉強して取得したいという考えから「通信教育」を希望する人もいます。医療従事職の中には、一部の資格は通信教育で取得できるものもありますが、柔道整復師は、専門的な知識や技術が必要になるので、通信教育では目指せません。
柔道整復師は、ケガに対する診察や施術が許されている資格で、責任のある仕事ですので、正確な知識と技術が必要です。また、柔道整復師の仕事では、施術を受ける方とのコミュニケーション力も求められます。他者との意思疎通を図る能力を磨くためにも学校で学ぶことが役立つのです。
柔道整復師になるにはどれくらい学費がかかるの?
柔道整復師になるには、3年または4年間は養成校に通う必要があります。それには、どれくらいの費用がかかるのでしょうか? 専門学校は3年間で約300万円~500万円になります。大学の場合は、初年度の納入金額が約196万円が目安(※)になります。
短大の場合は、柔道整復師を取得できる学校が帝京短期大学ライフケア科のみで、初年度の納入金額が約125万円になります。経済的には難しいけれど、柔道整復師になりたいという人には、奨学金や給付金制度を利用する方法もあります。
日本学生支援機構の奨学金制度では、奨学金が貸与型と給付型2種類に分かれます。貸与型は、受け取った奨学金は将来返済する義務があり、給付型は返済が不要です。
※ 国内の柔道整復師の学部・コースがある大学14校の平均を算出(2020年10月時点)
柔道整復師の学校の選び方
柔道整復師の学校選びでは、厚生労働省が認定した3年制以上の専門学校、または文部科学大臣が認定した短大(3年制)、大学(4年制)などの柔道整復師養成施設であることが前提条件となります。柔道整復師の活躍の場は、接骨院や病院、スポーツトレーナー、介護施設の機能訓練指導員など様々な分野に広がっています。
それぞれの仕事で、求められる技術や知識に違いがあるため、学校を選ぶときには、まず自分が将来どのような分野の柔道整復師になりたいか考えましょう。その上で、目指す分野に求められる技術や知識が学べるカリキュラムや実習が充実した学校を選ぶことが重要です。
また、国家試験の合格実績なども学校を比較検討するときのポイントです。働きながら柔道整復師を目指したい人は「夜間部」のある学校を選ぶ方法もあります。
東洋医療専門学校は、
国家試験合格率93.1%
柔道整復師の資格を得るには、毎年1回行われる国家試験に合格しなければなりません。解剖学、生理学、運動学など全11科目と勉強することも多く、合格率は全国平均86.1%となっています。
そのような中、東洋医療専門学校では合格率が 関西No.1の「93.1%」(※開校からの全卒業生実績)の高い合格率を誇り、卒業生1,116名のうち、1,039名が合格しています
Q. 93.1%と合格率が
高いのはなぜ?
A. 国家試験対策が
充実しているから!
東洋医療専門学校では、柔道整復師になるための技術習得はもちろん、国家試験対策のカリキュラムが充実しているのが強みです。
- 国家試験対策授業
(問題傾向を分析した指導)
- 補習講座
(苦手科目を個別指導)
- 模擬試験
(1年次より実施3年次には10回)
- リスタートセンター
(国家試験合格までサポート)
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柔道整復師の仕事内容
柔道整復師は、骨や関節、筋、腱(けん)靭帯などの損傷に対して施述を行い、回復を促すことができる職業です。
施術には、外れた関節を元に戻すための「整復」や、骨折や脱臼、捻挫などをしたときに、三角巾・包帯・テーピングなどを使う 「固定」、ケガで損傷した部分の回復を図るために、電気などの治療機器や運動指導・筋力トレーニングを行う「後療法」などがあります。
以前は、柔道整復師というと、接骨院や整骨院の先生というイメージが強かったのですが、現在では、病院や医療機関、介護施設やリハビリ施設、スポーツジムなどに活躍の場が広がっています。
柔道整復師に求められる人物像とは?
コミュニケーション力がある人
柔道整復師は、施術を通して、お年寄りから子供まで幅広い世代の患者さんと接することになります。その時に必要になってくるのが、コミュニケーション能力です。
どのようなことで困っているのか患者さんの話を聞くことで症状や原因を探ることができますし、施術者から患者さんに施術の流れや身体の状態について正しく伝えることで、信頼して施術を受けてもらえるようになります。
観察眼があり、患者の気持ちが理解できる人
患者さんの中には、自分の身体の不調や症状を上手く説明できない人もいます。患者さんが説明していない不調も察して施術ができる観察眼が必要です。
「以前、スポーツをやっていてケガを克服した経験がある」 「ケガをしたときの辛さが分かる」など、患者の気持ちに共感できる人は、柔道整復師に向いています。
柔道整復師の仕事では、手技など自身の身体を使って施術を行います。自分が身体の不調を改善したいと整骨院を訪ねたとき、対応してくれた先生が不健康そうだったり、元気がなかったりしたら、施術を任せても大丈夫なのか不安になりますよね。まずは自分自身が患者さんの手本になれるよう、心身共に健康な状態が維持できる能力が求められます。
倫理観がある人
柔道整復師の施術では、骨折、脱臼、打撲および捻挫などは健康保険が適用になりますが、単なる肩こりや筋肉疲労などに対する施術は保険の対象になりません。柔道整復師の仕事では、定められた範囲内で保険を適用できるよう、その解釈や使用について高い倫理観が求められます。
柔道整復師の将来性について
日本の総人口における65歳以上の高齢者の割合が、28.7%4人に1人が高齢者の時代になっています。高齢になると筋力の低下や関節の痛みなどが生じる場合も多く、筋肉や関節に関わる損傷を専門的にあつかえる柔道整復師が、地域医療の重要な人材として期待されています。
参考 : 高齢者の人口(総務省統計局)
2000年からは、柔道整復師が、運動機能に障害がある人へのリハビリ指導やサポートのできる「機能訓練指導員」として働けるようになりました。
柔道整復師は、介護・福祉の仕事で5年以上の実務経験を積んだ場合、ケアマネージャーの受験資格も得られ、介護・福祉の分野でも活躍できる道があります。その他、柔道整復師がもつ専門知識や技術は、スポーツ選手の身体づくりのサポーターとしても需要があります。
東洋医療専門学校は、
開校以来、就職率100%
(開校からの就職希望者884名全員決定)
一般の4年制大学の求人倍率1.83倍(リクルートワークス研究所調べ)と比べて、東洋医療専門学校では求人倍率が14.4倍。つまり 学生1人に対する求人数が14件と圧倒的に高い実績を誇ります。関西エリアでも東洋医療専門学校がある大阪の求人数が他府県と比べても圧倒的に多く非常に有利です。
Q. 就職率や求人倍率が
こんなに高いのはなぜ?
A. 柔道整復師の業界と
強い繋がりがあるから!
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