救急救命士学科の
卒業生インタビュー
昼間3年制/夜間3年制
現場で活躍する卒業生
VOL.01
時には命を救うヒーロー、
時には身近で頼れる兄ちゃん、
そんな存在を目指したい。
京都府 京都市消防局 勤務
H25年 救急救命士学科 卒業
大矢 貴久さん
(京都府立 西城陽高校 出身)
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現在、京都市消防局の消防隊に所属しています。火災や救助現場に出動するほか、一軒一軒自宅に伺う訪問防火も行っています。自宅に訪問する度に喜んでくれる地域の方々、私達を見て安心した表情に変わる傷病者、キラキラした目で手を振ってくれる子供たち。-私達の仕事は、市民の信頼によって成り立っている-と強く実感しますね。現場に出動するときはもちろん、地域の方と接するときは常に相手の目線に立って対応できるよう心がけています。「患者さんの気持ちを常に考える」-この言葉は東洋医療専門学校の先生方がいつも口にしていた言葉です。また実習中は人形に対して人と同じ様に扱うよう厳しく指導されました。人形だからという甘えがあると、実際の現場でもそれが出ると先生方はわかっているんでしょうね。現場に出て、先生方の言葉の大切さに改めて気付かされます。今後は救急隊としての経験も積み、どんな現場に対しても力を発揮できるようになりたいですね。地域の方々にとって身近で頼れる存在、そして子供たちのヒーローを目指します。
上司の声
明確な目標と目的を持った
若者の活躍を大いに期待します。
京都府 京都市消防局 下京消防署 警防課 担当課長 消防司令長
金井 英樹 さん
大矢消防士はいろんな業務に果敢にチャレンジしてくれています。救急救命士の国家資格を取得してから入局したことからも、強い意気込みを感じます。資格の知識と技術を活かし、常に向上心を持ちながら日々の仕事に取り組んでおり、消防士としての成長も早いと思います。消防は人を救うという使命のもと国民からの期待も大きく、自分自身も高めることのできるやりがいのある仕事です。最近は消火設備の充実や警報器の普及などで火災は減っていますが、都市型水害やテロ対策などの新しい分野の災害も増え、救助件数や救急件数は年々増加傾向にあります。若い人には、明確な目標と目的を持って大いに活躍されることを期待します。
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VOL.02
救急救命士には
女性だからこそ求められ、
輝ける役割がある。
三重県 伊勢市消防本部 勤務
H26年 救急救命士学科 卒業
湯之上 真耶さん (鹿児島県立 末吉高校 出身)
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男性が多い職場だからこそ女性らしさを活かしたいですね!
人生の転機は高校2年生の時。母が車の横転事故に遭いました。私はただただ呆然とするばかり。緊迫した現場で活動する救急救命士さんの姿が目に焼きついて離れず、その日から私の夢は「救急救命士」になりました。たまたま大阪へ行く機会があったので東洋医療専門学校を見学してみたところ、先輩方が気さくで、先生も熱く優しく面白い方ばかりでした。何より先生と先輩がすごく仲良さそうだったんです。授業は実習が多く、元消防職員の先生方からの授業は参考になることばかりで、今に活かすことができています。救急救命士は男性の仕事というイメージがあるかもしれません。実際、男性と比べて体力面で差を感じることもありますので、日頃からトレーニングしたりと努力は必要です。一方で女性の傷病者に対しては同性の方が身体に触れやすく、子供も安心してくれたりと、女性だからこそ活躍できることがあるのも今実感しています。これから救急救命士を目指す方のためにも、女性が活躍できる道をひらいていきたいです。
上司の声
傷病者への処置から接遇面まで
湯之上さんは頼りになる存在です。
三重県 伊勢市消防本部 伊勢市消防署 救急係 主幹兼救急係長 消防司令
晝河 清史さん
消防署によっては救急救命士も火災の現場に出動することがありますが、ここでは専任救急隊として配属されます。湯之上さんは入職時から処置などの知識をしっかりと備え、静脈路確保などを素早く適切に行う技術にも優れています。女性の傷病者に対して男性隊員では聞きにくい情報を収集してくれたり、女性ならではの優しさでお子さんに接遇してくれたりと、とても頼りになる存在です。消防士や救急救命士は市民の命と財産を守る仕事だけにやりがいが大きく、誇りを持って取り組むことができます。男性だけでなく女性の方にも、ぜひこの仕事を目指してほしいと思います。
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VOL.03
命を救う仕事に
誇りを感じています。
沖縄県 宮古島市消防本部 勤務
H23年 救急救命士学科 卒業
下地 和樹さん (沖縄県立 宮古島高校 出身)
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私が生まれ育った宮古島は小さな島です。どこにいても救急車の音が聞こえていた為、幼い頃から救急隊員の活躍を身近に感じていました。気が付けば、夢は救急隊員。在学中は現場経験豊富な先生方から、現場を想定した『生きた授業』を受けることができました。学んだことは今でも現場で活かされていて、様々な場面に直面する度に、この学校を選んでよかったと感じています。また大阪での生活で価値観や人生観も大きく変わりました。物事を広く見ることができるようになったし、他の地域で活躍しているクラスメイトにも負けたくない、という気持ちも沸いてきます。地元を離れ同じ夢を持つ仲間と共に過ごした時間が、今の僕の財産になっていますね。島から遠く離れた東洋医療専門学校で学んだ知識と技術を活かし、生まれ育ったこの島を守っていきたいと思っています。
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