Toyo Medical College
歯科技工士も在宅ワーク?デジタルが変える働き方
最近は「在宅ワーク」を積極的に取り入れている企業が増えてきました。
家で仕事をしながら、休憩中に洗濯物を取り込んだり、子どもの世話をしたり・・・
在宅ワークと聞くとライターやプログラマーが取り組んでいるイメージを持ちがちですが、
実は医療系国家資格を持つ医療職においても、在宅で働ける可能性が広がり注目されています。
在宅ワークができる医療職の1つとして、
歯を作る医療職=歯科技工士(医療系国家資格)があります。
「食べる・話す・笑う」といった人が生きていくうえでなくてはならない歯を製作し、
患者さんの健康と笑顔を支える医療系国家資格です。
今回は歯科技工士の在宅ワークについてご紹介します。
目次
注目されるようになった背景
歯科技工士は、クラウン(虫歯などで大きく損傷した歯全体を覆う「かぶせ物」)や
入れ歯など歯科治療に欠かせない補綴物を作る医療職です。
法改正によって、CAD-CAM※を使った「設計業務」に限り、
在宅ワークが認められるようになりました。
これにより、自宅で歯科補綴物(クラウンや詰め物など)の設計を行い、
加工は歯科技工所で実施するという分業スタイルが可能に。
※CAD-CAMとは:最新のデジタル技術を使い、歯を設計・加工する技術です。
精密で美しく自然な補綴装置の製作を可能にするだけでなく、
作業の効率化による仕事のスピードアップも期待されています。
歯科技工士の在宅ワークのメリット
歯科技工士にとって在宅ワークは「効率性」「柔軟性」「生活の質向上」を同時に叶える働き方です。
ここでは歯科技工士の在宅ワークのメリットをご紹介します。
医療系の国家資格を取得して、安定して働ける
国家資格は一度取得すると生涯使い続けて働くことができるため、安定した働き方が確立されます。
一方で、在宅ワークは、柔軟な働き方の象徴とも言えます。
「安定」と「柔軟」。一見対照的ですが、
資格でキャリアの土台を築き、在宅ワークでライフスタイルに合わせた働き方を選ぶ。
これからの働き方を変えられる未来ある組み合わせです。
自分の生活を大切にしつつ、人の役に立てる働き方
自分のペースで働くことができるため、生活リズムが整えやすく、
プライベートも重視しながら働けるのが在宅ワークの魅力。
歯科技工士は口の中から健康を支え、患者さんの人生を豊かにすることができるため、
自分の時間も大切にしながら、人のために働くことが叶えられます。
また、子育てや介護をされている方の復職も目指せます。
場所にとらわれず働けるため、仕事に集中できる
通勤も不要なので移動の疲れなく働けます。
自分に合った環境と時間を選べることで効率良く働きながら、
在宅ワークで技術の質を高めることができます。
歯科技工士の次のステージ
昨今はAIの発展により、新たなフェーズを迎えています。
歯科技工業界も今後はAIによる自動設計やクラウドでのデータ共有が進み、
さらに効率的な在宅ワークが可能になることが予想されます。
また、3Dプリンターの進化によって、仮歯や入れ歯の製作も在宅で行えるようになるかもしれません。
「職人の技術 × デジタル技術」の融合が発展すれば、
歯科技工士の役割は “現場の職人”から“デジタル歯科の専門家” へ働き方の選択肢がさらに広がっていきます。
まとめ
歯科技工士の在宅ワークはまだ始まったばかりですが、
働き方の多様化を象徴する動きで医療のあり方そのものを変えていく可能性を秘めています。
従来は技工所でしかできなかった作業がデジタル技術によって自宅でも可能になり、
医療職であっても「場所に縛られない働き方」で活躍できる道が広がりました。
デジタル技術が広げる新しい可能性は、医療職の未来を大きく変えていくかもしれません。
これから手に職を持ち、ライフスタイルが変わっても変わらず働き続けたい方は、
患者さんの健康と笑顔を支える「歯科技工士」のお仕事を考えてみてはいかがでしょうか?
業界が求めている技術の第1位が在宅ワークも可能な「デジタル技工・CAD-CAM」。
東洋医療専門学校では1年次から基本を学び、
メーカーの方から使用方法のレクチャーを受けた後は、
授業でさまざまなケースを最新の機材で学習します。
また、3年次にはどのような患者さんでも対応できるように
さまざまなデータを用いて実習を行うため、
就職後も即戦力として活躍できる技術が身に付けられます。
パソコンを使う仕事がしたい!プライベートと仕事を両立して働きたい!と思っている方は、
ぜひ一度東洋医療専門学校のオープンキャンパスにお越しください。









