早期治療がカギ!子どもの歯科矯正とは? | 矯正歯科技工学をはじめ自由診療もしっかり学べる大阪の東洋医療専門学校!

早期治療がカギ!子どもの歯科矯正とは?

歯の状態をチェック

子どもが成長するにつれて、歯が生え揃い出したタイミングや入れ替わり出したタイミングで、
「この子の歯並びが気になるな…」と子どもの歯並びに悩む親御さんは少なくありません。

『歯』は食べることはもちろん、話す時や笑う時など人が生きていくうえでなくてはならない存在です。
小さい頃から治すことはできないの?と子どもの頃からの矯正を検討されている保護者の方も多いのではないでしょうか?

今回はそんな子どもの歯科矯正について、必ず知っておくべきことやメリットをご紹介していきます!

歯並びが悪くなる原因

歯並びが悪くなる原因とは…?

歯科矯正治療を進めるにあたり、私たちは歯並びが悪くなる原因を知っておく必要があります。
知識を身につけることで、事前に予防できることもあります。
子どもの歯並びが悪くなる原因は、遺伝的な要素環境的な要因生活習慣などさまざまです。

遺伝

歯並びや顎の形は、親から子に遺伝することがあります。
例えば、親の歯並びが悪い場合、遺伝によって、顎の大きさや歯の大きさ、
歯の生え方などが影響を受けることがあります。

口呼吸

口呼吸により、舌の位置が低くなり、顎の発育に悪影響を及ぼすことがあります。
長期間口呼吸を続けると、舌が正しい位置にならないため上顎の発育が妨げられたり、
口輪筋や頬筋の力が低下し、前歯を内側に押さえる力が働き、顎が狭くなったり、
歯が前に出てきやすくなる原因になります。
特に、子どもの時期に鼻づまりやアレルギーなどで口呼吸が習慣化すると、
歯並びが悪くなることがあります。

指しゃぶりや舌癖

子どもの頃に指しゃぶりをすることや、舌で歯を押す癖(舌癖)があると、
歯に圧力をかけて歯並びに悪影響を与えることがあります。
(参考:舌癖除去装置『タングクリブ』)

歯科矯正はいつから始めるべき?

矯正を始める時期は、歯並びの状態や年齢によって異なります。

初めての歯科矯正のチェックは3歳~6歳頃

治療を本格的に始める前に、早い段階で歯並びや顎の成長のチェックを受けることが推奨されています。
3歳~6歳頃は、乳歯が生え揃い始める時期で、歯並びに関する問題が早期に発見できることがあります。
このタイミングでは、予防的な矯正も行うことができます。

本格的な矯正は7歳~8歳頃から

永久歯が生え始める頃で、顎の成長がまだ続いているため、治療を行うことで歯や顎の位置を効率よく調整できます。
また、7歳頃になると、子どもの顎や歯の成長に合わせて、
歯科医が治療方針を立てやすくなるため、最適なタイミングとして考えられています。
この段階では、顎の骨の成長を調整したり、歯並びを整えるための拡大装置やマウスピースでの治療を行うことが一般的です。
(参考:『固定式急速拡大装置』・『アライナー』)

12歳以上になると、永久歯がほとんど生え揃ってしまうため、大人の矯正と同じ治療となっていきます。

子供の頃から矯正をするべきメリットとは?

子どもの頃からの歯科矯正のメリット

子どもの頃からの矯正は、歯並びや嚙み合わせに問題がある場合、
早期に治療を始めることで、成長段階を利用してより効果的な治療が可能になるため推奨されています。
矯正をするべきメリットについて5つご紹介します。

成長期を利用した矯正

子どもは成長段階にあるため顎の骨がまだ発達途上なので、矯正装置を使って適切に誘導することができ、
よりスムーズに歯並びや噛み合わせを改善できます。

問題の早期発見と対処

歯並びや噛み合わせに関する問題は、早期に見つけて対応することで予防できます。
例えば、歯が重なって生えていたり、前歯が出ている場合などは、
早期の治療で大掛かりな手術を避けることができるケースもあります。

治療期間が短くなることも

早い段階で矯正を始めると、最終的に治療が長引かず、効率的に進むことがあります。
特に、成長過程で顎や歯の位置を整えることで、後の調整が楽になることもあります。
(参考:『ヘッドギア・オトガイ帽装置』)

自信を持たせる

歯並びや噛み合わせの問題が解決することで、子どもが自分の外見に自信を持ちやすくなります。
特に思春期の前に矯正を行うことで、見た目に関する不安を解消でき、心理的な負担を減らすこともできます。

健康面でのメリット

歯並びが整うことで歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。
また、噛み合わせが良くなることで、食事の際に噛む力が均等になり、顎や筋肉への負担も減少します。
抵抗がある方もいるかもしれませんが、実は矯正をすることで将来的なメリットもたくさんあります!

矯正の費用と目安期間

子どもの歯科矯正の費用は、治療内容や地域、歯科医院によって異なるため一概には言えませんが、
概ねの目安をご紹介します。参考程度にご確認ください。

費用の目安

子どもの歯科矯正は、通常、2段階に分かれていることが多いです。
最初は成長を促すための「第一段階の治療」
その後、永久歯が生え揃った後に行う「第二段階の治療」という流れです。

第一段階(早期矯正:3歳~12歳)
費用の目安:30万円~50万円程度
目安期間:1~3年程度

この段階では、顎の骨の発育を調整するための装置(例えば、拡大装置など)を使うことが多いです。

第二段階(本格矯正:12歳~成人)
費用の目安:60万円~100万円程度
目安期間:1年~2年程度

永久歯が生え揃った後に、本格的な矯正装置(ブラケットやワイヤーなど)を使用して、
歯並びや噛み合わせを整える治療が行われます。
(参考:『マルチブラケット装置』・『クワドヘリックス・バイヘリックス』)
第二段階は治療期間が長くなるため、費用もその分高額になります。

費用に含まれるもの

矯正治療の費用には以下のものが含まれていることが一般的です。
・矯正装置代
・治療計画の立案や診断料
・定期的なチェックや調整の費用
・初診料や再診料(治療開始前の検査や相談を含むこともあります)

ワイヤー矯正(固定式矯正)やマウスピース型矯正など、治療方法によっても費用が異なります。

多くの歯科医院では、分割払いや月々払いのプランを提供している場合があります。
このため、治療費が高額になった場合でも、無理なく支払いを進められることがあります。
事前に相談して、支払い方法を決めることが重要です。

自信を持って見せられる歯に!

子どもの頃から歯科矯正を行うことは多くのメリットがあり、
適切なタイミングで始めることで噛んだり笑ったりする機能的な面だけではなく、
精神的な面でも良い影響を与えることが多いです。

子ども専用の矯正歯科も増えてきています。
少しでもお子さまの歯並びが気になり出した際は、まずは歯科医師に相談することをおすすめします。

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この記事を書いたのは・・・?

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歯科技工学科 教員 石田 真里先生
歯科技工士