医療の豆知識
Toyo Medical College
ウインタースポーツで起こるケガの応急処置
冬といえば、スキーやスノーボードなどのウインタースポーツが盛んな季節!
とても楽しいものですが、ケガも多いスポーツになります。
2020年2月の1か月間で報告された全国のスキー場のケガの総数は、2644件です。
(全国スキー安全対策協議会 2019/2020シーズン 傷害報告書より)
ウインタースポーツに多いケガ
■骨折、捻挫
スキーやスノボーはスピードが出やすく、捻挫や骨折を起こしやすくなります。
「痛み」「腫れ」「変形」がみられた場合はまず骨折を疑うといいでしょう。
■脳震とう
頭部への衝撃が大きいと一時的に意識障害を起こします。
意識がぼんやりしたり、吐き気や頭痛など何かおかしいと感じたら、すぐに病院へ行きましょう。
ケガを防ぐためには?
プロテクターやヘルメットをつけることでケガの防止につながります。
また、ストレッチなどで身体をほぐしてからウインタースポーツを行うことも大切です。
今回は身近なものでできる腕の骨折と足を捻挫した場合の応急処置を紹介します!
応急処置
~腕を骨折した場合~
用意するもの
新聞紙、ガムテープ、ラップ
(新聞紙の上部3分の1をカットしておく)
方法
①新聞紙を骨折した腕にあてる
②肘から上をガムテープで固定
③骨折部位の両端の関節を含むように巻き、ガムテープで固定
④ラップで腕を巻く
⑤首の後ろを一周させる
⑥腕で固定する
~足の捻挫の場合~
用意するもの
三角巾(ハンカチ、スカーフなどでも可)
方法
①三角巾の中央を土踏まずにあてる
②ふくらはぎで交差し前に持ってくる
③前でも交差し、左右の三角巾の間に通し持ち上げる
④左右上下に2.3回締める
⑤本結びを行う
いかがでしたか?
身近なものでできる応急処置なので、ウインタースポーツ以外の場所でも骨折や捻挫が疑われる場合は試してみてください。
あくまでも応急処置なので処置後は安静にし、迅速に病院へ受診するようにしてください。
毎年雪山ではケガだけでなく、遭難事故も発生しています。
雪山では方向感覚が失われ、余計危険になることもあります。
安全な場所で救助を待つのが1番です。
ちなみに民間のヘリコプターでの捜索は1分1万円が相場です。
何かあった時のために入山届や保険の加入を忘れず行うことが自分を守ることにつながります。
ただ1番は天候の悪い日は入山しないこと!
事故にあわないよう、楽しくウインタースポーツを行いましょう!