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ブログ-医療の豆知識

119番が必要な時ってどんな時?

今回は「こんなとき救急車を呼ぶべき?」という皆さんの疑問を解決します!

~どんなときに119番すればいいの?~

119番通報をすぐに行って欲しいときは、命に関わるとき、自分で病院に行けないほどのケガや症状があるときなど、一刻を争うときです。いたずらや自分で病院に行ける場合(重症ではない風邪など)では通報をしないようにしましょう。
詳しい症状については、こちらの画像で確認してください!


https://www.fdma.go.jp/publication/portal/post9.htmlより)

「表を見ても、通報していいのか分からない。」そんな方にはこんな方法もあります!

・地域の救急安心センター(相談窓口)に相談する。

「#7119」の番号にかけると看護師などの相談員が答えてくれます。子どもの症状を相談する場合は、「#8100」の小児救急専用の相談窓口が利用できます。(地域によって番号が異なりますので各ホームページをご確認ください。)

・全国版救急受診アプリ (愛称「Q助」)

質問に答えていくと、救急車を呼ぶべきなのか、そうではないのかを教えてくれます。また内科や救急科など、どの診療科を受診するべきかの情報や、通報時に伝えるべき内容も教えてくれます。

 

~119番通報シミュレーション~

☆Point☆
通報は携帯電話でなく、固定電話がオススメ!!
固定電話は場所の特定が行いやすくなっています。携帯電話では、電波の関係で最寄りの消防本部ではない消防本部に通報が繋がることもあります。もし、違う消防本部に繋がったとしても、消防本部で通報を繋いでくれるので切らずに待つようにしましょう。

~最後に~
平成30年(2018年)の全国の救急車の搬送率は660万5,213件、そのうち軽症(外来治療)患者数は290万9,546件です。(参照:総務省消防庁 『令和元年度版 救急・救助の現状』)
はじめにお伝えしたように、軽症の場合など自分で病院に行ける場合は、通報しないようにすることで他の人の命を救うことに繋がります!

この記事を書いたのは・・・?

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救急救命士学科 教員 大﨑 聖敏 先生
救急救命士
元 滋賀県 大津市消防局 職員