歯科技工士として働くメリットや仕事の魅力について

大阪で柔道整復師・歯科技工士・救急救命士・鍼灸師を目指すなら【東洋医療専門学校】

open
ブログ-医療の豆知識

歯科技工士として働くメリットや仕事の魅力について

「歯科技工士」とは、歯科医療における国家資格の一つです。
ここでは、「歯科技工士」の仕事の特徴や資格を取ることのメリット、そして歯科技工士という仕事そのものの魅力について解説していきます。

目次
・歯科技工士の仕事の特徴
・資格取得におけるメリット
・仕事の魅力について


<歯科技工士の仕事の特徴>

歯科技工士は、歯科医師の指示書の下、歯の詰め物などを作ったり修復したりすることが主な仕事です。
日本では欧米と比較して虫歯が多いとも言われています。また、健康な歯を維持することは美味しく食事を摂ることにも繋がるため「口の中の健康」は私たちにとって最も大きな課題のうちの一つです。そして歯科技工士はその「口の中の健康」を守るために働きます。
歯科技工士が働く場所の多くは、歯の詰め物などを作る専門施設、「歯科技工所」であるため、患者として歯科医院に足を運んだ場合にはなかなか会うことはありませんが(※歯科医院に勤めている歯科技工士もいます)、私たちが健康な生活を送るために欠かすことのできない存在なのです。

<歯科技工士の資格取得におけるメリット>
国家資格である歯科技工士の資格を取得することで得られる利点は以下のようなものが挙げられます。
・国家資格であるため、働く場所に困らない
・開業権があり、独立も可能
・今後も需要が続くため、安定した資格
・活躍できる年齢層が幅広い
・男女の別なく働ける
・技術があれば高い年収を獲得することも可能
・働き方が多様である

ひとつずつ解説していきます。

・国家資格であるため、働く場所に困らない
歯科技工士は、医療系の国家資格のうちのひとつです。通信教育のみで取得することはできず、専門の養成機関を出なければ受験資格を得られません。また、受験資格を得た後に国家資格試験を突破しなければ取得できません。
言い方を変えれば「国に認められた資格」であるため、非常に信頼度が高く、働く場所に困らない資格だといえます。

・開業権があり、独立も可能
歯科技工士と似た名称を持つ資格として「歯科衛生士」があります。しかし歯科衛生士には、独立して開業を行う開業権が認められていません。対して歯科技工士は歯科医師などと同様、開業権が認められています。開業権がある医療資格としては、医師・歯科医師を始め、鍼灸師、柔道整復師などがあります。対して、看護師や理学療法士など医療に深く従事している仕事でも開業権がない職種も多くあります。
開業権があると、独立して「自分が代表となる職場」を作ることができます。事業に対する取り組みを自身で考え、利益を増やすこともできますし、勤務のスタイルも自由に組み立てることができます。いつかは自分で会社を経営したいと考えている方にとって、開業権のある資格を取得することは大きな強みになります。

・今後も需要が続くため安定した資格
最初に述べたとおり、「口の中の健康」は、昔から人類にとっての課題です。そのため、その「口の中の健康」を守る歯科技工士のニーズは、今後も絶えることはありません。最近では口の健康寿命についてもメディアに取り上げられることが増え、一般の方の意識も高まっていることから、歯科技工士の需要もますます高まることが予想されます。

・活躍できる年齢層が幅広い
厚生労働省が平成30年に出した「歯科技工士の勤務状況等」によれば、平成28年の段階で歯科技工士として働く人のなかでもっとも多いのは「50~59歳」の層になっています。続いて40代、3位には60代が入ります。しかし若年層の歯科技工士がいないかというとそうでもなく、もっとも少ない「29歳未満の層」であっても全体の12パーセント近くを占めています。このことから、歯科技工士は、「若い世代も活躍できる職業であるし、年をとっても活躍し続けられる職業である」といえます。

 

・男女の別なく働ける

歯科技工士の男女比は、おおよそ8:2です。
女性の割合の方が少ない職業ではありますが、少しずつではあるものの女性の割合は増えていっています。また歯科技工士という仕事自体が性別の偏った能力が必要とされるものではないため、男女の別なく働ける性質の仕事であるといえます。

・技術があれば高い年収を獲得することも可能
歯科技工士の平均年収は、おおよそ400万円程度です。しかし独立して自営業を営んでいる人のうちの10人に1人程度は「年収1000万円以上である」と答えています。また勤務者として雇われている人のなかにも、多くはないですが1000万円を超える年収を獲得している人もいます。働き方や技術によっては高い年収が得られるのも、歯科技工士の魅力です。

・働き方が多様である
歯科技工士はそのニーズの高さゆえ、働き方が非常に多様です。資格さえあれば、正社員として働くことはもちろん、パートやアルバイトとして働くこともできますし、派遣社員として働くこともできます。上で述べたように、独立開業することもできます。自分のライフスタイル・ライフプランに応じて働き方を変えられるのも、歯科技工士の魅力だといえるでしょう。

参考元:厚生労働省「歯科技工士の勤務状況等」
   :公益社団法人日本歯科技工士会「2021歯科技工士実態調査ー歯科技工士とは」

 

<歯科技工士の仕事の魅力について>
ここまでは「歯科技工士という職業のメリット」について解説してきましたが、ここからは「歯科技工士という職業の魅力」について解説していきます。
魅力としては、以下のような点が挙げられます。

・人の役に立てる
・「技術の向上」「新しい知識の吸収」などのように、生涯に渡って勉強し続けられる
・有効求人倍率も高い

ひとつずつ見ていきましょう。

・人の役に立てる
歯科技工士は、人間にとって非常に重要な「歯」に関わる仕事です。歯が健康でなければ人は上手くしゃべることができませんし、食事をする楽しみも減ってしまいます。
また、歯の健康が大きく損なわれると全身の健康にまで影響が及んでしまいます。例えば歯を失うと、食べ物を噛み砕くことができなくなり、栄養の吸収が妨げられ胃腸への負担が増加します。歯周病は、誤嚥性肺炎、糖尿病、動脈硬化、狭心症・心筋梗塞などの心疾患、認知症などの病気とも関係があることがわかってきています。
このような多くの人の「困った!」に立ち向かい、人の役に立てるのは歯科技工士の大きな魅力です。

・「技術の向上」「新しい知識の吸収」などのように、生涯に渡って勉強し続けられる
歯科技工士は国家資格試験を突破しなければ取得できない資格ですが、資格試験を突破すれば終わりという資格でもありません。
歯科技工士の世界には日々新しい材料や技術が生まれていますし、自分の技術の上達も求められる仕事です。つまり、歯科技工士として活躍していくために、日々の勉強は欠かせません。これは一見、大変なことのようにも思えるかもしれませんが、先述したように自身の技術が高まるほど年収に影響があることを考えると、「生涯に渡って勉強し、研鑽し続けられるやりがいのある仕事だ」と言えます。

・有効求人倍率も高い
歯科技工士は全国的に見ても有効求人倍率の高い仕事です。
厚生労働省のデータによれば、令和3年度の歯科技工士の全国平均の有効求人倍率は1.35倍です。なかには1倍を割り込む県もありますが、同年の平均有効求人倍率が1.13倍であることを考えると、歯科技工士が多くの人に求められている仕事であることが分かります。上で挙げた「年齢に関わらず働けること」と「働き方が多様であること」と合わせて考えると、歯科技工士は非常に就職先を探しやすい仕事だといえるでしょう。

出典元:厚生労働省・職業情報提供サイトjobtag「歯科技工士」

 

ここまで、歯科技工士の仕事歯科技工士という仕事のメリット・魅力について取り上げてきました。
歯科技工士は「働きやすさ」と「やりがい」の両方を併せ持つ職業であり、自分の選択によって独立も可能となる未来の明るい仕事です。
ただ、そのような歯科技工士も国家試験に合格しなければなることができません。そのため、「歯科技工士になれる専門学校」を選ぶことが進路選択において非常に重要です。
東洋医療専門学校は、開校以来21年連続 国家試験合格率100%の学校であり、全国NO.1の実績です。また、もちろん就職率も100%ですし、有効求人倍率も全国平均を大きく上回っています。
業界に通じる確かな技術と知識を身に着けるなら、東洋医療専門学校への進学を検討してみてはいかがでしょうか。

大阪の東洋医療専門学校の歯科技工士学科はこちら

関連記事

歯科技工士と歯科衛生士の違いとは

「歯科業界」の仕事紹介

この記事を書いたのは・・・?

この記事を書いたのは・・・?

東洋医療専門学校入試事務局