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歯科技工士は女性が活躍できる?働き方や女性ならではの強み


歯科技工士は「歯の健康」「口の健康」に関わる医療技術の専門資格のうちのひとつです。
超高齢社会と言われる日本において、歯の詰め物やかぶせ物、入れ歯などを作っていくこの仕事は、今後もニーズの尽きない職業だといえます。
そしてこの歯科技工士という仕事は、女性にも向いている職業だともいえます。

ここでは、「歯科技工士と女性」を取り上げ、その働き方について解説していきます。

歯科技工士の男女比は4:1、若い世代は女性の割合が多い

歯科技工士全体の男女比は、4:1です。
しかし若い世代では女性の割合が少しずつ上昇していっています。
より詳しく見ていきましょう。

平成8年の段階では、歯科技工士のうちの86%が男性で、女性はわずか14%しかいませんでした。
しかし徐々に女性の割合は増え続け、平成30年には男性が80%、女性が20%と、5人に1人が女性になっています。
また最新のデータである令和2年では、わずかではあるもののさらに割合が増えて、男性が79%で女性が21%となっています。

さらに「若い世代では特に女性の割合が多いこと」もこのデータで示されています。
65歳以上の歯科技工士で見た場合、女性の割合はわずか5%に過ぎませんが、年齢が若くなればなるほど女性の割合が増えてきています。
30歳~34歳では男性64に対して女性が36%、そして25歳~29歳では男性56%に対して女性が44%、そして25歳以下に焦点を当てた場合は男女の割合は逆転し、男性が44%であるのに対して女性が56%を占めています。

このようなこともあり、現在では歯科技工士を雇う職場側も、「女性の歯科技工士さんたちにとって働きやすい環境を作ろう」として職場環境の整備を進めています。
今後もこのような流れは続いていくものと思われます。

そのため、「これから歯科技工士を目指そうとしている女性」が就職活動を行うときには、さらにより働きやすい職場環境が用意されているものと期待できます。

出典:一般社団法人千葉県歯科技工士 西俣稔子「衛生行政報告例からみえる歯科技工士の現状」

海外でも活躍でき、ライフワークバランスも取りやすい、それが歯科技工士です

ここからはより細かく「なぜ歯科技工士を目指す女性が増えたか?」について解説していきます。

歯科技工士として活躍する女性が増えたのには、以下のような理由がある考えられます。

・国家資格であるため、再就職先には困らない

・技術の進歩により自宅での勤務が可能に

・その気になれば海外でも働ける!

ひとつずつ見ていきましょう。

国家資格であるため、再就職先には困らない

歯科技工士の資格は、国家資格です。
現在は少子高齢化社会であり、今後も「歯」に関する悩みを持つ人は増えていくと思われます。
そのため歯科技工士の資格を取得しておけば、結婚や出産、子育てなどライフスタイルの変化で仕事を辞めなければならなくなった場合でも、次の就職先を探すことに困りません。
「配偶者が子育てをして、メインで働くのは自分」という場合でも、国家資格所持者ゆえに安定した職場を選びやすくなります。
また「いつでも働けるんだ」「自分の腕で食べていくことができるんだ」という自信と環境があれば、より自由に人生を選択しやすくなります。
それほどに「医療系の国家資格」は強いのです。

技術の進歩により自宅での勤務が可能に

歯科技工士は技術の進歩が著しい分野です。
特にデジタル分野における「CAD-CAM」は今後の歯科技工業界の中心となる技術といえます。
このCAD-CAMはコンピュータで歯の設計から削り出しまでを行うことができるシステムで、より早くより正確に歯を製作できることから注目を浴びています。
2022年4月1日に歯科技工士法施行規則の一部改正が施行され、歯科技工士は自宅でもリモートワークで歯の設計を行うことができるようになりました。
女性に限った話ではありませんが、子育てや家事などで毎日の出勤が負担となる方にとっても、通勤時間を削減できるのは大きなメリットです。
また歯科技工士は将来的にはフリーランスとして独立することも可能です。
自分のライフスタイルに合わせた働き方を選ぶことができるという点も大きな魅力といえます。

その気になれば海外でも働ける!

「将来的には海外で働きたい」「海外に移住したい」と考えている女性は、決して少なくありません。
実際に、外務省の取ったデータでは「海外に在留している日本人の割合は、男性よりも女性の方が多い」と出ています。

このようなとき「歯科技工士の資格」は非常に大きなアドバンテージになります。
特にアメリカではその傾向が顕著です。
なぜならアメリカでは、資格を取得していなくても歯科技工士として働くことが可能だからです。
逆にいえば、日本で研鑽を積み歯科技工士としての技術と資格を持っている人は優遇される可能性も高いといえます。
実際にアメリカでは「日本の歯科技工士の資格を持っている」ということで、日本以上の収入を得ている人が多いとされています。

未来の展望も明るい、今が目指すチャンス!

今から歯科技工士を目指すと、歯科技工士はより良い条件で働ける可能性が高いといえます。

現在歯科技工士として働いている人の多くは、50歳以上です。
現在は引退の年齢も上がってきていますが、それでもあと10~15年後には、現在働いている多くの歯科技工士がその仕事を辞めることが予想されます。

しかし、上でも述べたように歯科技工士のニーズは尽きることがありません。

このことを合わせて考えていくと、「10年後~15年後には歯科技工士が不足する可能性があること」が分かります。
働ける人の数が少なければ、企業はその「働ける人」を確保すべく、より良い条件を提示してくることでしょう。

このように考えれば、歯科技工士の未来の展望は非常に明るいといえます。
今のうちから学校で学び、国家資格取得はもちろんしっかりと技術を身に付けておけば、今後より良い職場で働ける可能性が高まります。

「女性にとって働きやすい職場」「年収が良い職場」「キャリアアップが望める職場」が選びやすくなる未来が待っているという意味でも、歯科技工士は非常に魅力的な仕事だといえそうです。

女性が活躍できる「歯科技工士」という選択肢

医療系の国家資格のうちのひとつである「歯科技工士」は、女性が長く活躍できる仕事だといえます。
ライフスタイルの変化があっても再就職先には困りませんし、海外移住などのキャリアステップも踏みやすくなります。

また、歯科技工士の仕事のニーズは今後ますます高まり、10年後~15年後にはさらに若い歯科技工士の力が望まれるでしょう。
歯科技工士という仕事は女性にとって非常に魅力的な選択肢だといえます。

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