専門学校の奨学金制度 | 種類や仕組みを徹底解説!!

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専門学校の奨学金制度


「専門学校に通いたいけど、金銭面で余裕がない」と悩む人は、そう少なくはありません。
日本は、向学心を持ちながらも経済力がないことで進学を諦めなければならないと感じている人のために、「奨学金制度」というものがあります。
この「奨学金制度」には、大きく分けて3つの種類があります。それぞれ解説していきます。
※奨学金制度は、専門学校に限ったものではなく、大学や大学院などにも適用されます。
ここでは特記すべき事情がない限り、専門学校の奨学金制度についてのみ取り上げます。
また、分かりやすくするために、「高校を卒業してすぐに専門学校に進む場合」を想定しています。

専門学校の奨学金とは

「専門学校に通うことをサポートしてくれる奨学金制度」について解説する前に、まずは「奨学金とは何か」「奨学金制度のメリットや特徴」、「奨学金制度利用の条件」などについて説明していきます。

「奨学金制度」は向学心を持っているにも関わらず、経済的な事情で進学を諦めなければならない状況下にある人を救うために作られた制度です。
日本では、戦時中の1943年からスタートしました。

奨学金制度には、大きく分けて「貸与型」「給付型」の2通りがあります。
「貸与型」はその名前の通り進学する本人が奨学金を借りるもので、卒業後に返済義務を負います。対して「給付型」は奨学金を与えられるもので、原則返済の義務はありません。
なお奨学金制度は、「必ず、だれでも、無条件で受け取れる」というものではありません。
一定の条件が設定されていて、それをクリアして初めて利用できるようになります。

また、詳しくは後述しますが、返済義務を負う貸与型よりも、返済義務を負わない給付型の方が条件は厳しく設定されています。
意外に思われるかもしれませんが、奨学金制度を実施している団体は一つだけではありません。
独立行政法人が行っているものもあれば、地方自治体が行っているものもあります。また、それぞれの学校が個別で行っているものもあります。

どの運営団体が扱っているどの奨学金制度を使うかによって、借りられる金額や返済の有無、奨学金制度利用の条件が変わってきます。
ただどの形の奨学金制度であれ、経済的な事情によって勉強を諦めなければならない人をサポートし、
その修学の道をサポートしてくれるものであるというメリットに変わりはありません。

専門学校の奨学金の種類①<日本学生支援機構の奨学金>

奨学金制度のなかでもっとも有名なのは、独立行政法人日本学生支援機構が運営する奨学金制度です。
この独立行政法人日本学生支援機構が運営する奨学金制度には、「給付型」と「貸与型」の2種類があります。

給付型奨学金制度

原則、返済不要の奨学金制度を、「給付型奨学金制度」といいます。
この奨学金制度を利用するには、以下の条件を満たさなければなりません。(上図も参照)

1.世帯年収が一定以下(おおよそ270万円までの場合は約91万円の給付、300万円までの場合は約61万円の給付、380万円までの場合は約30万円の給付)
2.高校の成績が3.5以上もしくは強い進路意識と進学先での学びの意欲を有すること
これらの条件を満たせば、最大で私立・専門学校の場合、約91万円の返済不要の奨学金がもらえます。
また、さらに、授業料や入学金の免除/減額(最大で約75万円)も利用できます。(授業料減免について下図参照)

※給付型奨学金や授業料減免においてこちらで案内した金額は一例です。
世帯人数、学校種、昼夜間のコース別等で金額は異なります。
詳しくは文部科学省「高等教育の修学支援新制度」に関するページ(クリックできます)をご確認ください。

<画像引用元> https://www.mext.go.jp/kyufu/student/daigaku.html

貸与型奨学金制度

貸与型は、第一種奨学金(無利子)第二種奨学金(有利子)に分けられます。無利子の場合は借りた金額をそのまま返せばよいですが、有利子の場合は借りた金額以上のお金を返す必要があります。貸与型奨学金制度の場合は、給付型奨学金制度ほど、厳しい条件は設けられていません。

【第一種奨学金(無利子)の場合】
1.世帯年収が一定以下(世帯人数や自宅通学かの違い、また給与所得かそれ以外かによっても異なる。例えば世帯人数4人で自宅通学、そして給与所得である場合は725万円以下)
2.高校の成績が予約採用(在籍する高等学校での手続き)の場合は3.5以上、在学採用(入学後に手続き)の場合は3.2以上であること。

【第二種奨学金(有利子)の場合】
さらに条件が緩和されます。
例えば、世帯人数4人で自宅通学そして給与所得である場合、世帯年収は1127万円を切っていればよく、成績も平均以上で構わないと定められています。

<参考元>第一種奨学金の収入条件: https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/taiyo_1shu/kakei/zaigaku/senshu.html
<参考元>第二種奨学金の収入条件: https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/taiyo_2shu/kakei/zaigaku/senshu.html

返済が必要な貸与型奨学金は卒業後7ヶ月目から返還の義務があります。
それを見据えて毎月どの程度の金額を返済していくのか、そうであれば初任給はいくらもらえる就職先を探すべきかなど、将来のマネープランは進学前からしっかりと立てておくことが大切ですね。

専門学校の奨学金の種類②<地方自治体の奨学金>


地方自治体もまた、未来ある学生のために独自で奨学金制度を設けているところもあります。
たとえば大阪府八尾市では、意欲と能力のある若者が経済的な理由により大学等の進学を断念することがないよう若者の未来を応援する「野口美文若者がはばたく奨学基金」というものを設置しています。資格要件はさまざまで、住所や進学する学校の修業年限、そして支援施設等の入所経験の有無等が挙げられています。
<参考元>:八尾市https://www.city.yao.osaka.jp/0000067621.html

また、他にも同じ府内の高石市では「奨学金貸付制度」といい、保護者が高石市内に在住し学校教育法に規定する大学等に在籍もしくは在学予定の方を対象とした独自の奨学金制度を設けています。
<参考元>:高石市https://www.city.takaishi.lg.jp/kakuka/kyouiku/gakkoukyoiku_ka/tetuzuki/shugaku.html

ここでは一例として八尾市や高石市のものを取り上げましたが、地方自治体によって設けている奨学金制度のかたちには違いがあります。
まずは自分の属する地方自治体の奨学金を調べてみましょう。

専門学校の奨学金の種類③<各学校の奨学金>

最後に、専門学校独自の奨学金制度について触れていきます。
上で紹介した2つは公的な性質が強いものですが、それ以外にも専門学校が独自に奨学金制度を設置していることもあります。
専門学校が独自にとりおこなっている奨学金制度は多種多様で、その内容は多岐に及びます。

ただ比較的多いのは、
・成績優秀者に対する者
・同じ学校に兄弟姉妹や父母がいる(もしくは卒業者)
・同じ学校の卒業生から推薦を受けた人
・母子家庭や父子家庭などの一人親家庭

などを対象としたものです。

 

まとめ

ここではさまざまな奨学金制度を紹介しましたが、「奨学金制度を利用する場合は、どれかひとつだけを利用しなければならない」などのような決まりはありません。
たとえば日本学生支援機構では、ほかの団体の奨学金制度との併用を認めています。(給付型奨学金採用者は例外的に併用は不可)
ただ、複数の奨学金制度を利用する場合は、それぞれの団体に「○○の奨学金制度との併用を考えているが、利用は可能か」と確認しておいた方がよいでしょう。

東洋医療専門学校では、「東洋給付金制度」として、
①入学者本人が本校を含む滋慶学園グループの卒業生や在校生である場合
②入学者の三親等内の親族、またはいとこの方が本校を含む滋慶学園グループの卒業生や在校生である場合
③本校の卒業生から推薦を受けた者である
④医療系入学選考で入学した場合

などに該当した方全員に給付を行っています。
※注意※①②③の併用は不可。④は①②③のいずれかとの併用は可

返済不要の奨学金制度であるため、該当する人は利用することをオススメします。

「学びたいけれど、経済的な不安がある」という人は、さまざまな奨学金制度を利用することで進学の道を開くことができます。
これらを上手く活用し夢の実現に向けて一歩を踏み出してみてください。

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