2021.05.19

糖尿病を防ぐ血糖コントロール術

現代社会で問題とされている7大生活習慣病の一つに「糖尿病」があげられます。
糖質はヒトの体を形成する上で重要なエネルギー源の一つです。
しかしこの糖を必要以上に摂取してしまうと「糖尿病」や「肥満」の原因になります。
この糖をコントロールができる体を作れば糖尿病の予防や理想の体型に近づくことも可能です。

糖尿病
糖尿病とはブドウ糖が多くなり、「血糖値」が高くなる病気です。
まずヒトの体は血糖値が上昇すると、膵臓から「インスリン」というホルモンが分泌され、肝臓や筋肉ではブドウ糖を「グリコーゲン」というエネルギー源に変換、脂肪組織では「脂肪」に変換します。この仕組みにより、血糖値を正常に保つことができるのです。
糖尿病になるとインスリンの分泌量が減少したり、働きが弱くなったりするため、血糖値が高くなります。悪化すると、腎不全などの病気や、最悪の場合は失明・足を切断するなどの合併症を引き起こす可能性もあります。

糖尿病の治療方法としては、「飲み薬」か「注射による薬剤投与」が挙げられます。
しかし食事や運動、薬の用量などバランスが崩れた際には「低血糖症」が発症する場合があります。低血糖症になると動悸やめまい、意識レベルの低下など命の危機に直面することもあります。もしこのような症状がみられた場合は、ブドウ糖が10g含まれたものを摂取し、病院へ行くようにしましょう。重篤な場合は、すぐに救急車を呼んでください。ちなみに我々救急救命士は、救急車内で低血糖症を発症した傷病者に、血糖値を上げるため「ブドウ糖」を投与することができます。

糖尿病を防ぐためには、血糖をコントロールし、正常な値を保つことが重要です。
それでは糖尿病や肥満を防ぐために効果的な食事と運動について紹介します。

食事

「1日3食・主食主菜副菜が揃った栄養バランスのいい食事」が非常に大切です。
特に朝食は、血糖コントロールの重要なポイントです。朝食を欠食すると、昼食や夕食後の血糖値が急激に上昇する原因となります。
その他にもよく噛んで食べる、料理は薄味にする、食事を記録する、お菓子やお酒の飲食は控える、寝る前に食事をしないなども効果的です。

運動

レジスタンス運動:腕立てや腹筋・ダンベルなどの筋力トレーニング
有酸素運動:ウォーキングやランニングなどの全身運動

この2つを組み合わせて、出来れば毎日20分~60分ほど、食後1時間で運動を行うと効果的です。
また運動はエネルギーが消費されるので、血糖コントロールだけでなく体重のコントロール効果や、血行がよくなる心肺機能が向上するなどの効果もあります。
その他にもストレスの発散や気分転換にもなり精神的にも効果があるなど心身ともに有効的です。
はじめは無理せず、少しずつ運動量を増やしていきましょう。

今回は消防士も行っている筋力トレーニングを動画でご紹介します!

いかがでしたか?
バランスのとれた食事と運動で、糖尿病や肥満を防ぎ心身ともに健康的な体を目指しましょう。

この記事を書いたのは・・・?

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救急救命士学科 教員 大﨑 聖敏 先生
救急救命士
元 滋賀県 大津市消防局 職員

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