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柔道整復師とは?仕事内容・資格の取得方法・就職先について解説


世の中には、人の「健康」に携わる仕事がたくさんあります。
そして「柔道整復師」もまた、そんな仕事のうちのひとつです。

ここでは、
・柔道整復師とはどんな仕事なのか
・柔道整復師の資格を取得するためのルートとは
・柔道整復師の活躍の場とその特徴
について解説していきます。


柔道整復師とは? 仕事内容について解説

柔道整復師とは、骨折、脱臼、捻挫など骨や筋肉の怪我に対して施術を行うことができる資格です。
なお「柔道」整復師という名前ではありますが、その活躍の範囲は柔道業界に限られるわけではありません。それ以外の一般の怪我なども、もちろんこの資格で診ることができます。

柔道整復師は医療系国家資格のうちのひとつであり、いわゆる「エステティシャン」「整体師」などとは明確に異なるものです。
現在は独自の認定資格を取得させてから初めて施術にあたらせるお店や、民間資格を取得しているスタッフを採用しているお店もありますが、エステティシャンや整体師は国家資格所持者には分類されません。
その為、
非常に高い技術や豊富な知識を持たれているエステティシャン・整体師の方もいれば、そうでない方もいるのが現状です。

それに対して柔道整復師は、一定期間の勉強をしたのちに、国家試験を突破しなければなりませんので、ある一定以上の知識・技術があることを国から認められているということになります。
そのため柔道整復師のニーズは非常に高く、常に売り手市場の状況が続いています。
都道府県によって多少の違いはありますが、令和3年度の有効求人倍率は3.31倍とされており、1人の柔道整復師に3~4件の求人が寄せられている状態です。
柔道整復師の仕事のひとつに、ご年配の方への機能訓練も含まれているため、少子高齢化が進んでいく日本においては、今後もそのニーズは高まり続けるであろうと予想されています。
出典:厚生労働省(職業情報提供サイトjobtag)「柔道整復師」


資格の取得方法!そのルートとは

それでは、このようにニーズの高い資格である柔道整復師は、どのすれば取得できるのでしょうか。
柔道整復師の資格を取得するためには、国の定めた専門の養成施設で学ばなければなりません。
国家資格のなかには、難易度は非常に高いものの独学あるいは通信教育で取得できるものもあります。たとえば、文系の最難関資格といわれる司法試験は、実際にできる・できないはさておき、通信教育でも取得できます。
また柔道整復師として活躍していくなかで関わることもある介護福祉士の資格は、専門の養成機関を出ていない場合でも、実務経験を積めば受験資格は得られます。
しかし柔道整復師の場合は、専門の養成機関で学ばなければ受験資格が得られず、また国家試験を突破しなければ資格を取ることができないのです。
柔道整復師の専門養成機関は、短大あるいは専門学校、もしくは大学です。
先で挙げた介護福祉士に関しては福祉系高校を選ぶことで高等教育を受けなくても専門職として働ける道がありますが、柔道整復師の場合は高校を卒業してから(あるいは高校卒業者と同等の資格を取得してから)、上記の学校で学ぶ必要があります。

柔道整復師になるための教育期間は、本校を含めた専門学校・短期大学の場合は3年、大学の場合は4年間の期間を必要とします。
専門学校で柔道整復師になるための勉強をする場合は、特に「現場ですぐに役立つスキルの習得」「効率の良い学習」が可能となります。反対に大学で学ぶ場合は、「幅広い知識の習得」「『大卒』と書けることで、より就職先の選択肢が広がる」というメリットがあります。

なお柔道整復師になるための専門学校のなかには、「昼間部」と「夜間部」の2部制の学校もあります。
夜間部でも昼間部で授業内容に大きな差はなく、同じ3年間で国家試験の受験資格が得られます。
内容に差は無いものの、夜間部は昼間部と比較し学費が安く設定されている学校が多いため、学費を自己負担される方や、できる限り負担を抑えたい方は夜間部を選択するメリットは大きいように思われます。

 

柔道整復師の活躍の場は多岐に及ぶ

柔道整復師を目指すために学校に通い、国家資格を取得した後の柔道整復師の働き方について見ていきましょう。

すでに述べた通り、柔道整復師の働き方は多岐に及びます。
ただここではそのなかから、より特徴が分かりやすい
・整骨院(鍼灸整骨院)
・病院
・スポーツトレーナー
・【番外編】独立開業
を取り上げ、それぞれの場所での働き方について解説していきます。

整骨院(鍼灸整骨院)

「柔道整復師の活躍の場所」と聞いたときに真っ先に思い浮かべられる選択肢は、この「整骨院・鍼灸整骨院」でしょう。
施術内容は就職先により異なり、外傷(骨折・捻挫等)が診ている整骨院や、トレーニング施設を併設している整骨院、矯正に力をいれているなど様々です。
求人数が非常に多く、正社員はもちろんアルバイトも積極的に募集しているところが多いため、結婚や出産で一時的に現場を離れた人であっても働きやすいという特徴もあります。

病院(整形外科・クリニック)

柔道整復師は整形外科やクリニックでも活躍することができます。
整骨院のように外傷を診る場合もありますが、理学療法士のようにリハビリを担当するケースが多いです。
医師や他の医療職と連携して働きますので、医学的な知識や、チーム医療についても学ぶことができます。

スポーツトレーナー

柔道整復師の活躍の場は「医療の現場」だけにとどまらず、スポーツトレーナーとして活躍することもできます。
正しい医学的な知識に基づいたトレーニング指導ができることに加え、万が一選手がケガをした場合も応急処置をすることができます。

プロスポ―ツチームがトレーナーを採用する際も柔道整復師等の医療系国家資格を採用条件としている場合が多く、スポーツトレーナーを目指す上でも欠かせない資格です。

【番外編】独立開業

ここまで「雇用されて働く」ことを前提として解説してきましたが、独立開業をするという選択肢もあります。
柔道整復師の資格を有している人は、将来的に整骨院を開業することができます。
開業をする場合

・資格取得後に、3年間の実務経験を積む
・2日間の施術管理者研修を受講する
が必須となります。
施術以外にも受付や治療院のプロモーション等自分で行わなければならないことが多くなりますが
自分の理想とする施術を追求できたり、働く時間を自分でコントロールできたりというメリットがあります。

まとめ

これから先も柔道整復師の活躍の場は失われることなく、ますます広がっていくことが予想されます。
国家資格だからこその安定感もあり、将来の展望も明るい柔道整復師を、未来の職業の選択肢のひとつにしてみてはいかがでしょうか。

大阪の東洋医療専門学校では柔道整復師学科を設けています。
3年制で夜間部もあるため、高校生・社会人問わず、将来の目標に向かって充実した毎日を過ごしていますよ。

 

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