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柔道整復師になるには?専門学校と大学のメリットとデメリットをご紹介!

柔道整復師になるには、国家試験を受験するために専門学校や大学に通う必要があります。
どちらを選んでも必要な学習過程をクリアすれば、柔道整復師になる資格を得ることが可能です。

しかし、どちらでも柔道整復師になれるからこそ、「専門学校と大学のどちらを選べばいいのか分からない」となる可能性があります。
そこでこちらでは、柔道整復師になる際に専門学校と大学を選ぶメリット・デメリットをそれぞれ解説します。

 

柔道整復師になるには専門学校と大学のどちらを選んでも良い?

柔道整復師になるには、「柔道整復師の国家試験」に合格して資格を取得する必要があります。
国家試験を受けるには、文部科学大臣が指定した学校、もしくは都道府県知事の指定した養成施設で柔道整復師の知識と技術を学ぶことが条件です。
専門学校でも大学でも条件を満たせるため、柔道整復師を目指す際には自分に合っているルートを選ぶことができます。

そもそも専門学校と大学の違いとは?

そもそも専門学校と大学は、その目的からして違いのある施設となっています。
専門学校は厚生労働省が管轄するもので、特定の職業に必要なスキルを身に付けるための学習を行うのが特徴です。
一方で、大学は文部科学省の管轄となり、一般的に社会で通用する能力を身に付けて、それを実際の社会生活に還元する術を学ぶ施設となっています。

要約すると「専門学校は特化したスキルを集中的に学ぶ施設」「大学は一般的な社会性を含めて学習を進める施設」となります。
柔道整復師の授業のある学校であれば専門学校でも大学でも同様の受験資格を得られますが、施設の方向性や卒業までに必要な学習過程は異なるのです。
どちらが自分の今後のライフプランに合っているか、自分らしい勉強ができるのかを考えて、専門学校・大学を選ぶのがポイントになるでしょう。

柔道整復師になるために専門学校に通うメリット

柔道整復師になるために専門学校に通うことには、たくさんのメリットがあります。
以下からは、専門学校ならではの特徴やメリットを解説します。

特化したカリキュラムで柔道整復師を目指せる

専門学校では、柔道整復師に特化したカリキュラムが組まれているため、必要なスキルの習得に役立つ授業だけに集中できるのがメリットです。
解剖学、生物学、運動学、病理学概論、衛生学・公衆衛生学などの科目を効率良く学べるので、スムーズに柔道整復師に必要なスキルを身につけられます。
柔道整復師を目指すと決めている場合には、効率良く卒業からの就職で目標を達成できるでしょう。


学費が大学よりも安く抑えられる

専門学校で柔道整復師について学ぶ場合、大学よりも学費が安く抑えられます。
一般的に大学で学ぶ場合、卒業までに700万円前後のお金がかかります。

初年度だけでも入学金、授業料、施設費などのトータルによって、それなりの学費を用意しなければなりません。
例えば入学金で約26万円、授業料・設備費で約160万円ほどかかると、結果的に初年度だけで約190万円も必要になるでしょう。

一方で、専門学校の初年度にかかる学費は、だいたい150万円ほどとなっています。
東洋医療専門学校の場合、入学金が約20万円、授業料が約100万円、実習費が約40万円なので、初年度は約160万円だけで学費を賄えます。

さらに専門学校は、4年制の大学とは違って3年間で卒業ができるため、柔道整復師になるために必要な全体の学費が安くなるのも特徴です。
1年分の授業料や設備費などが不要となり、しかも1年早く就職して給料を得られるため、専門学校の方が経済的な負担はだいぶ軽くなるでしょう。

柔道整復師になるために専門学校に通うデメリット

柔道整復師になるために専門学校に通うことには、いくつかのデメリットもあります。

3年間で集中的に学ぶ必要がある

専門学校は基本的に卒業までの時間が大学よりも短いため、集中的に授業を学ぶ必要があります。
高校の学校生活をイメージしてもらえると分かりやすいです。
夏季休暇や冬期休暇などの長期休暇もありますが、大学のように数か月にわたって海外を旅行したり、自転車で旅に出たりといったことは、なかなか難しくなるでしょう。

3年間という長いようで短い時間のなかで勉強、実習、国家試験対策などを行うことになるため、忙しくなることが予想されます。
柔道整復師になるために専門学校を選ぶ際には、どのようなスケジュールで勉強をするのか事前に確認しておきましょう。

就職の幅が狭まることも

専門学校では特化した授業が行われているため、柔道整復師に関する知識や技術は効率良く学べます。
一方で、柔道整復師に関連のない授業を受ける機会は少ないため、一般の就職に必要な教養を身につけられないケースがあるのです。

柔道整復師になると心に決めている方にとっては問題ありませんが、他の進路も迷っている、将来サラリーマンとして働きたいとも思っているという方は注意が必要です。

柔道整復師になるために大学に通うメリット

柔道整復師になる際に大学に通う場合にも、いくつかのメリットがあります。
下記を参考に、大学で柔道整復師のスキルを学ぶメリットをチェックしてみましょう。

一般教養を学んで「大卒」の実績を得られる

大学では専門性の高い柔道整復師の授業の他にも、一般教養の授業も多く受けられます。
そのため一般企業への就職に必要な能力を養いやすく、専門学校よりも就職の幅が広がるのがメリットです。

また、就職先によっては「大卒」であることが応募の条件になっているケースもあります。
柔道整復師の業界において大卒資格が必要となる企業・就職先はありませんが、一般企業においては応募条件を大卒としている企業は多くあります。。

4年間の時間を使ってじっくりと学べる

大学は4年という時間を使ってじっくりと勉強ができるため、さまざまなことにチャレンジができます。
柔道整復師に関する勉強はもちろん、それ以外の科目についても納得のいくまで付き合うことができるでしょう。

また、4年間でいろいろなことを経験できるため、自分の進路についてしっかりと考えることも可能です。
具体的なキャリアプランを持った上で、柔道整復師への道を踏み出せるのもメリットになるでしょう。

柔道整復師になるために大学に通うデメリット

柔道整復師になるために大学を選ぶことには、デメリットもあります。

学費が高くなる

先にも解説した通り、大学の学費は専門学校と比較して高くなる傾向にあります。
経済的に不安定な場合、大学の学費を賄うのが難しくなることもあるでしょう。

学費を理由に大学や専門学校への進学が難しい場合には、奨学金などを使うのがおすすめです。
各大学や専門学校には独自の奨学金制度が設けられているケースも多いため、自分の環境で利用できるものがないか入学前にチェックしておきましょう。

自主性を持って学校生活に臨む必要がある

大学から柔道整復師になるには、自主性を持って学校生活に臨む必要があります。
自分で授業を選択し、必要なスキルを習得して将来に備えることができなければ、大学という環境を有効活用できません。
決まっているカリキュラムに沿って勉強するだけでは、柔道整復師になるためのスキルを身につけられない可能性があるため、自主性を持つことを意識しましょう。

まとめ

専門学校でも大学でも、柔道整復師になるための条件を満たすことは可能です。
しかし、専門学校と大学のどちらを選ぶかで、その後の学習方法や生活プランが変わってくるため、入学前に自分の進路をじっくりと考えておく必要があるでしょう。
この機会に専門学校と大学のメリット・デメリットを確認し、どちらのルートが自分に合っているのかを考えた上で柔道整復師を目指すのがおすすめです。

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