医療系の国家資格取得なら大阪の東洋医療専門学校 柔道整復師が年収1000万円を目指すためには?

柔道整復師が年収1000万円を目指すためには?

柔道整復師とは、骨折、脱臼、打撲、ねんざなどの外傷を負った際に、自然治癒力を引き出しながら傷の回復をサポートする専門職です。

主な勤務先としては、病院、整骨院、鍼灸整骨院などが一般的ですが、開業権があるため自分で開業をする人もたくさんいます。様々な働き方がある中で「年収1000万円を目指すことはできるの?」と給与について気になる人も多いのではないでしょうか。

今回は将来、柔道整復師として年収1000万円を目指したい人のために、働き方に合わせた収入アップのポイントについてご紹介します。

柔道整復師で年収1000万円を超えるのは何%?

一部のサイトによれば、「柔道整復師が営む整骨院では、5院のうちの1院は売り上げ高が1000万円を超えている」というデータがあります。

しかしこれは「年間の売り上げ高」であって、「個人の年収」ではありません。実際にはここから経費や税金が引かれることになります。業態や規模などによっても違いはありますが、整骨院の場合、利益率(売上に対する純利益の割合)は一般的に20~30%程度とされています。整骨院を営む柔道整復師が年収で1000万円を確保しようとすれば、税金なども考慮すれば、5000万円以上の売り上げが必要だと考えられます。

それでは、個人の給与に焦点をあてた場合はどうでしょうか。

厚生労働省の出している「柔道整復師の所定内給与額の人数割合」には、柔道整復師の年収分布が記載されています。

そのなかで、月額のボリュームゾーンとして、20万円~30万円程度、そして40万円程度でもう1つの山がきます。

ただ、割合は少ないながらも、月収が60万円を超える人も見受けられます。この層の人がボーナスをもらっているとすれば、年収1000万円を超える可能性が高いです。

下記のデータから、柔道整復師で1000万円を超える年収を獲得している人は、おおよそ2パーセント程度だと考えられます。

出典:

厚生労働省「柔道整復師」

国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査―調査結果報告―」p22

ここからは、柔道整復師の仕事で1000万円を超えるために

・正社員として働く

・独立開業をする

・特定の顧客と契約する

の3つの働き方それぞれの収入アップのポイントについて解説していきます。

正社員として働く

雇われの形態で、柔道整復師が1000万円を超える年収を獲得することは非常に難しいかもしれません。

しかし、働く場所を選んだり、経験を積み重ねることによって、年収1000万円を超える柔道整復師になれる可能性もゼロではあります。

整骨院の責任者や管理者を目指す

整骨院を大規模に運営している企業もたくさんあります。そういった企業に就職し、社内テストやキャリアアップに積極的に参加しクリアすることで、給料はどんどん上がっていきます。

院長や副院長を務められるレベルの技があり、管理技術がある場合、管理者や責任者を任され、年収が1000万円に到達する可能性があります。売り上げや患者様のリピーター率によってインセンティブがあるところならば、さらなる収入が見込めるでしょう。

ダブルライセンスを取得する

雇われている状態で、安定して1000万円以上を稼ぎたいという人の場合は、ダブルライセンス(鍼灸師や整体師、スポーツトレーナーなど)を持っていると非常に有利です。

複数の資格を持つことで、提供できるサービスの幅が広がり、自費治療メニューや別の診療枠などで収入の増加を狙えます。また、ダブルライセンスを持つことによって、専門性の高い治療を提供できるため、単価が高く設定できる場合もあります。

独立開業を行う

柔道整復師で年収1000万円を超えようと思うのであれば、独立開業を行うことがもっとも現実的な選択肢でしょう。

集客力を上げる

人通りが多いエリアやアクセスが良い場所、競合が少ない場所を選ぶことが集客に繋がります。また、自分の治療院の認知度を高めるために、SNS(Instagram、TikTok、Xなど)を活用して、患者さんに向けた情報発信も重要となるでしょう。ポジティブな口コミや体験談が広がれば、集客アップが見込まれます。患者さんの数が増えれば、売り上げに大きくつながります。

経営力を高める

開業を行う場合、柔道整復師としての知識や技術に加え、経営能力が求められます。収益を最大化するためには、必要ない設備やサービスを削減したり、効率的に運営する必要があります。サービスの質に見合った価格を設定することが重要です。高級感のある治療院にすることで、単価を上げることも可能です。また、スタッフの雇用や教育も院長には求められます。

治療院の規模を拡大する

開業した治療院が成功した場合、別のエリアに店舗を展開するなど多店舗展開することで収益アップを目指すことができます。店舗数が増えると、自分1人で運営することは難しいため、信頼できるスタッフの育成も重要になってきます。

特定の顧客と契約する

非常に特殊な選択肢ではありますが、フリーランスの柔道整復師として特定の顧客を抱えることで、高い収入を得ている人もいます。

有名な選手やチームのスポーツトレーナーもその一つです。有名なスポーツ選手の場合、その能力をより伸ばし、またけがの予防・治療を行うために、専属のチームが組まれることもあります。注目度が高い選手であれば、そのチームに所属する柔道整復師の給料も上がっていくことが予想されます。

専門技術を持ち差別化をする

特定の顧客を抱えるには高い知識や技術力に加え、個々のニーズに合わせたアプローチができなければなりません。また他の柔道整復師と差別化をするために、特定の分野(スポーツ障害、腰痛、肩こりなど)で高い専門技術を持つことが重要になります。

高いコミュニケーション能力

専属で契約する場合、選手や患者さんと密接に関わるため、信頼関係を築くことが非常に重要です。身体の状態について安心して相談できる関係を作る必要があります。また、選手の場合、他のスタッフ(コーチやチームの医師など)と連携し、選手のトレーニングや治療計画を調整しなければならないため、他のスタッフと適切なコミュニケーションが取れるよう医療知識や競技の知識なども求められます。

まとめ

柔道整復師の仕事で、年収1000万円を獲得することは簡単ではありませんが、働き方によっては、1000万円という数字は、決して非現実的なものではありません。自分の得意なところを最大限活かせる働き方を選び、努力を積み重ねることで年収1000万円に達する可能性は十分にあります。

柔道整復師として高い収入を得るためには、まずは柔道整復師の資格試験に合格し、就職することで実績を重ねることが重要です。

東洋医療専門学校は、大阪で6年連続で柔道整復師の資格試験合格率NO1を誇る学校であり、開校から89.7%の学生が国家試験を突破しています。また、個別の希望に合わせた就職先の紹介や社会人としてのマナー講座などを開催し就職満足度100パーセントを目指しています。

「稼げる柔道整復師」「人の役に立てる柔道整復師」になりたい人は、ぜひ東洋医療専門学校の門を叩いてください。

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