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救急救命士の年収はどれくらい?気になる給与・平均年収について解説


「人命に関わる仕事」というと、多くの人は「医師」「看護師」などを思い浮かべると思います。しかしそれ以外にも人命に関わる仕事はいくつもあります。たとえば、「救急救命士」の仕事もそのような仕事のうちのひとつです。

ここではこの「救急救命士」を取り上げて、

・救急救命士とはどんな仕事なのか

・さまざまなデータから見る、救急救命士の平均年収

について解説していきます。

 

救急救命士ってどんな仕事? 消防員とは違うの?

 

救急救命士とは、人の命を救うために仕事をする人です。

私たちは、自分や身近な人、周りの人がけがや病気などで危険な状態に遭ったとき、まず「救急車を呼ぶ」という選択肢を取ります。救急救命士はこの救急車に乗ってきて、その人を救うための救命行為をします。けがや病気は、時間が経てば経つほど救命率が下がっていきます。たとえば、心配停止状態に陥ってから7分間何もしなければ救命率はほぼゼロになるため、周りの人が迅速に救命措置を行うことが大変重要でだと言われています。つまり、心肺停止の状態であっても、1分以内に救命措置を行った場合、その生存率は95パーセントと非常に高くなるのです。ただ、周囲の人がこのような救命処置を迅速に行えるとは限りませんし、資格がなく救命のための機械もないなかでその救命措置には限界があるのも確かです。そのため、周囲の人が救命措置をとった場合(あるいはとれない場合)でも救急車を呼ぶことは非常に重要です。

救急車は、平均して通報後9.4分で現場に駆けつけています。そして救急救命士は、迅速に要救助者に対して専門的な救命措置を施します。一分一秒を争うなかで、病院・クリニックに着くまでの間に適切な処置を行う救急救命士は、非常に重要な仕事だといえるでしょう。

 

 

救急救命士の資格は国家資格です

上記で述べたように、救急救命士は人命救助を迅速に行う役割を担います。間違った救命措置は人の命を救うどころか、逆に人の命を奪う事になりかねません。
そのため、救急救命士の資格は国家資格と位置づけられています。救急救命士になるための方法は複数ありますが、どのようなルートを選んだとしても、救急救命士の国家試験に合格しない限りは、この仕事に就くことはできません。

ちなみに最短、高校卒業後に2年制の救急救命士の専門学校に進学すれば国家試験を受けられます。ただ下記で紹介するように救急救命士は消防士の仕事形態のうちのひとつですから、同時進行で消防士の採用試験(地方公務員試験)も受けなければなりません。そのためこのルートは、非常に難易度が高いものだといえるでしょう。

 

 

救急救命士と消防士は違う?

「救急車に乗る仕事」というと、「消防士」を思い浮かべる人もいるかもしれません。

上でも述べた通り、救急救命士は消防士の形態のうちの一種です。救急救命士も消防士も、どちらの立場でも、消防士の採用試験を突破しなければこの職業に就くことはできません。

ただし、すべての消防士が救急救命士として働けるわけではなく、救急救命士は救急救命士の国家試験に合格しなければ就けない仕事であるため、「消防士ではあるが、救急救命士の資格は持っていない」という人も多くいます。

なおここでは主に「消防職員の中の救急救命士」について取り上げてきましたが、少数ながら、民間企業や病院で働く救急救命士もいます。

 

救急救命士の給与と平均年収はデータによって異なる

国家資格が必要であるうえ、「人命」というもっとも重いものに関わる救急救命士という仕事ですが、この仕事の年収はどれくらいなのでしょうか。
ここからは、救急救命士の平均年収・給与について解説していきます。
救急救命士の平均年収・給与は、データによって大きく異なります。

 

たとえば同等程度に信頼のおける国のデータであっても、総務省の出したものと厚生労働省の出したものでは、救急救命士の平均年収は倍程度も異なります。また、「地方差」も非常に大きな職業だといえます。たとえば、東京都や愛知県などは救急救命士の年収が非常に高いのですが、青森県や新潟県などは低い傾向にあります。救急救命士として働こうと考えた場合は、地域差や働く場所の年収・給与も確認してみてもいいかもしれません。

ただ、救急救命士は経験年数が長くなれば長くなるほど、年収が上がっていく傾向にある職業だとはいえます。そのため、資格取得直後や入職直後の年収が低くても、その職場で経験を積むにしたがって年収は上がっていきます。

・年齢や経験を重ねるにしたがって、年収が上がっていく仕事である

・人の命を救う仕事である

・やりがいがある仕事であり、人に感謝される仕事である

ということを考えれば、救急救命士は一生をかけて打ち込むのに十分な仕事だといえるでしょう。

 

 

出典:

総務省「第5表 職種別職員の平均給与」

厚生労働省「救急救命士」

JobQ Town「救急救命士の年収1000万円は可能?」

 

まとめ

「人の命を救うこと」を第一の目的とする救急救命士は、非常にやりがいのある仕事です。

その年収はデータによって異なるため一概にはいえませんが、おおむね500万円〜600万円程度がひとつの目安と考えることができます。ただし地方差や経験年数、就職先によって大きく違うため、事前の確認は必須です。もっとも初めの給料が低くても、救急救命士は経験を積むことで年収が上がっていく仕事でもあります。

救急救命士として働くためには、国家試験に合格しなければなりません。また、一部の例外を除き、消防士としての採用試験を突破する必要もあります。

東洋医療専門学校では、じっくり学べる3年制(昼間・夜間、いずれも共通)のため救急救命士の国家試験対策を行うほか、消防士の採用試験(公務員試験)を突破するためのサポートも行っています。実技指導には、実際に元消防職員として現場を経験してきた講師陣があたります。国家試験の合格者数は全国1位、消防士の採用試験の突破率も西日本で1位を誇る東洋医療専門学校で、救命の技術を学んでみませんか。

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