こんにちは。歯科技工士学科の杉田です
今回は、卒業生 × 在校生 座談会をお伝えします。
髙須賀さんは今年の3月に歯科技工士学科を卒業して
歯科技工所(ラボ)に勤務する社会人1年目です。
現場に出て感じていることを在校生の田村くんと話してもらいました
髙須賀 千紘さん 2018年卒業 奈良県立二階堂高校 出身
株式会社 LaLuce design works 勤務(大阪市)
田村 和輝くん 歯科技工士学科 3年生 滋賀県 綾羽高校 出身
歯科技工士の仕事に出会えてよかった
:働き始めて4ヶ月。感想を聞かせてください。
:自分でも驚くくらい毎日が楽しくてとてもやりがいがあります!!
歯科技工士の仕事に出会えて本当によかったです
今の職場を選んだ理由は?
:僕はラボに研修に行かせていただいています。
ラボによって分業制のところや、1つの補綴装置を最初から最後まで製作するところなど、仕事のやり方が違うと聞きました。髙須賀さんの職場はどうですか?
:私が勤務しているラボは完成まで1人の技工士が担当します。
色々な作業にチャレンジしたかったし、全工程を1人で作れるようになりたかったので。
就職活動のときに先生に希望を伝えたらこちらのラボを紹介してもらいました。
:髙須賀さんは将来のことも考えて今のラボを選んだんだね。
:はい。2年生のときから大手ラボ、個人のラボを含めて6ヶ所見学に行き、
ラボによって仕事の流れが違うことがわかりました。
今のうちに色々なことを経験して、全ての作業を自分で出来るようになりたいと思って。
新人なのに欲張りですよね
:そんなことないですよ。技術を追求する意欲があるのは素晴らしい
さすがウチの卒業生
:分業制のラボはどんなところですか
:自分の担当工程のプロフェッショナルを目指すことができます。
例えば、義歯をその人の健康な歯の色と合わせるのも歯科技工士の腕の見せ所。
どれが義歯かわからないくらいの神業を持ってる技工士もいますよ!
3年制カリキュラムでしか学べない技術は全て役に立っています
:3年制のカリキュラムで学んでよかったことはありますか?
:3年制カリキュラムでしか学べない技術は全て役に立っていますよ。
特に臨床模型実習!!現場では患者さんの歯並びを再現する「石膏模型」の
完成度の高さが重要なんです。臨床模型実習(歯科医院で実際に使用された歯型)で
色んな歯の形に対応できるように実技を学べたことが現場で活かされています。
:ラボの研修で「丁寧に作ることはもちろん大事だけどスピードも大切」と教わりました。学校で製作するスピードで対応できますか?
:もちろん
3年制教育の後半にプロが製作するスピードと変わらない時間で練習するので安心してください。
:それに、東洋医療ではプロになってからのことを想定して、並行していくつもの課題をこなしていくので、納期や時間配分も在学中に身につけることができるよ。
さらに今年はCAD-CAMのマシンも増やしたので、CADを駆使した課題もどんどんやってさらにレベルアップしてもらうよ
:そこまで考えられてるんですね!自信がつきました。ありがとうございます。
:それすごく良いですね。私も学生やり直していいですか
:それはムリ十分プロとして通用しているんだからこれからも頑張って!!
歯科技工士を目指すみなさんへ
:自分の手先を活かして作るアナログ技工と、コンピューターで作るデジタル技工。
今はどちらの技術も必要です。
私は3年制教育でじっくりとどちらの技術も身につけることができました。
そして3年間学ぶ期間があったからこそ、自信となり「全ての製作工程に関わりたい!!」と考えれたのだと思います。
上手くできずに悩むこともありますが、歯科技工士は患者さんを笑顔にできる
素晴らしい仕事。
私はこの仕事に出会えて本当によかったと思っています。
:二人ともありがとうございました
卒業してまだ4ヶ月だけど、成長した髙須賀さんの話を聞くことができて本当に嬉しいです。楽しい時間を共有させてもらいました。
もっと多くの方に歯科技工士の素晴らしさを知ってもらいたいですね。