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おはこんばんにちは
救急救命士学科教員の田中です
さぁ始まりました先生ブログ。救急救命士学科では私、田中が担当しますよ!
ここでは、ニュースやドラマなどの
メディアを通して耳にされる
医療用語や日本の医療体制など、
「普段何となく聞いているけれど、どういう事だろう?」
と疑問に思うことについて、興味を持っていただけるように解説したいと思います。
ところで皆さん、
月曜21時の人気ドラマ
「コード・ブルー」
は見ていますか?
引用元 https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC-%E3%83%89%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%98%E3%83%AA%E7%B7%8A%E6%80%A5%E6%95%91%E5%91%BD-%E7%AC%AC2%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%B3-%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%B9-DVD%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88%E5%95%86%E5%93%81/dp/B0099EVRTQ
山Pかっこええですね~
ビジュアルはもちろん傷病者を観察し冷静に判断、無駄なく処置していくところや
研修医に的確な指示を出せるところなんかはホレボレしますね。
ちなみにうちの救急救命士学科の学生たちの中にもファンは多いようです。
心なしかドラマを見終わった次の日の授業はいつにもまして気合が入っているような
そう思って見ているとみんなが山Pやガッキーに見える・・・ことはなかったです
ドラマ・コードブルーは救命救急センターを舞台に
ドクターヘリに関わる人々の奮闘や葛藤を描いた物語ですが、
引用元 http://www.fujitv.co.jp/codeblue/story/index.html
このドラマは実際の救命医が監修していることもあり、
疾患・症状・処置の内容・使用する資器材・医療用語など、
現場さながらの光景を多く見ることができます。
そもそもドラマのタイトルでもある「コードブルー」というのは、
医療関係者同士の合言葉のようなもので
『 極めて緊急度・重症度が高く、
搬送するよりも患者のもとへできる限り多くの医師を招集させる必要がある 』
と判断された場合に発動されます。
病院に行くと診療科目ごとに担当医がいますが、コードブルーの場合は関係ありません。
『 対象の患者がなぜ緊急に重症となったか分からない、あるいは、患者の数が多い 』
という理由からコードブルーを聞いた医師全員が現場に駆けつけることになっています。
ちなみに「ブルー」だけではなくほかにも・・・
コードレッド
火災が発生した
コードグリーン
テロが発生した
コードホワイト
病院内に不審者がいる
など様々な合言葉があるんですよ~。
また、ドラマ・コードブルーではドクターヘリが活躍しています!
引用元 http://www.fujitv.co.jp/codeblue/chart/index.html
これまたかっちょいいんですよね~。寺島進さん演じるパイロットがまた渋い
筆者も学生の頃、
『 ドクターヘリのパイロットになりたい 』と志した時期がありました。
しかし実はドクターヘリのパイロット資格は、
日本国内だけでなくアメリカ留学する必要があり、
資格取得まで約1年以上、
取得にかかる費用は約2000万円以上と言われ断念しました
このドクターヘリについてですが、日本では2001年に導入され、
2017年3月現在では日本国内41の都道府県で51機が配備されており、
それぞれが指定された拠点病院でスタンバイしています。
ドラマ・コードブルーで言えば、
千葉県に配備されたドクターヘリで、拠点病院が翔陽大学附属北部病院となります。
主に山間のへき地や離島
医療体制が充実していない現場への出動を目標に配備されているんですね~
ドクターヘリの年間運用費は1機につき約2億円といわれていますが、
日本ではすべて国や自治体で運用されていますので、患者さんに負担はありません。
(アメリカでヘリ搬送されると約500万円が請求されるんですよ!)
ドクターヘリが出動する基準としては、
119番通報の内容や、救急救命士が現場観察などの判断において
① 緊急度や重症度が高い
② 必要な治療が行える医療機関までの搬送が陸路だと時間が掛かる
③ 災害などにより患者が多数発生している
といった理由で要請されます。
日本では年間で約25000人がドクターヘリで搬送されているんです。
アメリカなどの諸外国と比べると、日本の救急搬送時間は極めて短いですが、
交通外傷や災害が多く発生している中、
ドクターヘリは今後ますます活躍していくことでしょう!!
救急救命士がドクターヘリに同乗して活躍する日も近いかも!!!???
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