おはこんばんちわ。救急救命士学科教員のタナカです
さて、待ちに待った救急救命士学科のブログです
本日もニュースやドラマなどを通して耳にされる医療用語や日本の医療体制などについて
「普段なんとなく聞いているけれど、どういう事だろう?」
と疑問に思うようなことについて興味を持っていただけるように解説します。
「災」
みなさんもご存知だと思いますが、「2018年今年の漢字」です。
昨年は、大阪北部地震をはじめ、
西日本豪雨や台風21号など本当に多くの災害が発生した年でした
もちろん昨年だけではなく、日本は昔から多くの災害に見舞われており
今後も「南海トラフ地震」や「首都直下型地震」が起こると予想されています
では今、私達にできることはなにか。
それは過去の教訓をもとに、災害が発生したときは正しい行動をとり
災害の影響を未然に防ぐこと、被害を最小限に減らすこと。これしかありません。
そのためには知識や普段からの準備が必要ですので
今日はみなさんと一緒に「防災・減災」について考えたいと思います!
身近でできる防災対策(事前の備え)
- ハザードマップの確認
ハザードマップには予測される災害の発生地点、どのくらいの被害が予想されるのか、
さらには避難経路、避難場所などの情報が地図上に表示されています。
- 地域の避難所(避難場所)の確認
【避難所】災害等で自宅での生活が困難な際、一時的に生活する場所
【避難場所】災害発生時に一時的に身の安全を守る場所
- 非常食など備蓄品の確保・確認
水や非常食はだいたい3日分準備していれば良いでしょう!
ちなみにネットや百均でも非常食・防災グッズは売っております。
7日間安心5年保存の非常食セットA 尾西のごはん&マジックライス&パンの缶詰&美味しい防災食&えいようかん
(amazonヒロオンラインショップより)
便利な世の中ですな
ちなみに私が色々探している中で「オオウッ!」となったのがコチラ
こちらはなんと、この中に小枝を入れて燃やすと
その熱でスマホを充電してくれるというスグレモノ!!
本来はキャンプなどのアウトドア用なんですが、防災対策としても使えそうですよね
他にも防災対策として、家具を固定することや家族との連絡方法を決めておくことも大切ですね!!
身近でできる防災対策(災害が発生したら)
・地震の場合
- 揺れたらまずは「身の安全」
- 揺れがおさまったら「火の始末」
- 家族や友人の「安否確認」
- 「出口を確保」
昔は、地震が起きたら火の始末と言われてきましたが、
最近は自動的にガスが停止する機能などもありますし
揺れている時にあわてて行動することはかえって危険です!まずは身の安全を守ろう!!
・火災の場合
- 避難
ポイントは絶対に煙を吸わないこと。できるだけ床に顔を近づけて移動すること。
移動を開始したら戻らないこと。
- 初期消火(可能な場合のみ!)
一般的に初期消火が可能なのは「火が天井まで達していないとき」
消火器などがあれば使用し、無ければバケツに水を入れてコップで数回に分けて何度も振りかける!
実は一度にかけるよりも効果的なんですよ
- 火災が発生したことを周囲に知らせる
・風水害の場合
台風や大雨、土砂崩れ等は事前に気象庁から警戒情報が発表されます。
しかし警報や避難情報が発表されていないからといって安心せず早めの避難や移動を心がけよう!
大雨や洪水で屋外に出るのがすでに危険な場合は2階や3階などできるだけ上の階に避難する!
これを垂直避難と言います。
ふうこんな感じでしょうか。
事前の準備や意識するだけでできそうなことをまとめてみました!!
とにかく災害が発生したら
事前にあるいはその状況で可能な限り避難することが命を守る最もの手段です。
また、ひとりの積極的な行動が
多くの人の命を救うことにも繋がるということを知ってもらいたいですね
救急救命士や消防職
だけでなく、誰にでも人の命を救う資格がある
!
今日はまじめなお話をさせてもらいましたではでは次のブログをお楽しみに~